子供の頃に沢山読み聞かせてもらったどんな絵本や童話よりも大人になって出会った本作は
人生で1番深く残る 美しく儚い最高のおとぎばなし。
ティムバートンの作る独特な世界観のふたつが効果的に映し出され、どちらも魅力的で真似のできない雰囲気がある。
主人公のエドワードをはじめとした「ゴシックな世界観」と可愛らしい古めかしい機械達。ハマー映画の愛を感じさせるおどろおどろしさの中にポップな要素が散りばめられていて美しく、なによりも可愛い。
エドワードが山から連れられて暮らし様々な騒動を起こすこととなる舞台となる 街の描写は
50年代から60年代の古き良き
アメリカのポップな色合いで
それを更に可愛く見せるシンメトリーのこだわり。
このコントラストが抜群。
このスノードームはいつか欲しいなぁ。
子供の時に雪が降ると嬉しくなるのは都会育ちで雪が珍しいから。
本作を観て以降 雪が降ってワクワクするのは間違いなく心にエドワードがいるから