実は観てなかった超王道映画を観てゆくぜ!
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さすがのティム・バートンの世界観で当然のように美しい。てっきりもっと暗い雰囲気なのかと思ってたけど、めっちゃパステルカラーな世界観だったな。
内容について。この映画は究極的には、サヴァン症候群のような、奇才を持つ人に対する社会の接し方を揶揄しているような映画だった。
わかりやすい例えとしては「課題を全部見せてくれるけど極度にコミュ障の同級生」とかなのだろうか。有能な人間に損得勘定などの常識が欠けていたりすると、周囲に愛されながら利用される、といった構造が生まれる。
そのひとは性質ゆえに嫉妬や悪意の対象になりやすく、トラブルを意図せず生むリスクが高い。そしてトラブルが起きた際に「前から常識が無くて変だと思っていた」などと訝しい目で見られてしまう。
まんま映画の内容じゃん!
そしてヒロインは本当に最後まで、自身の損得勘定を抜きにシザーハンズに接していた。そうそう出来るもんじゃないですが、誰にでも優しい人になりたいね・・・・・・