カルロスあきお

シザーハンズのカルロスあきおのレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
4.0
過去鑑賞した映画を再鑑賞

丘の上の屋敷に住む両手がハサミの人造人間エドワード。
ある日、化粧品販売のペグに連れられて町に降りてきてペグの娘のキムに恋をして、、、

「雪はなぜ降るの? 雪はどこから?」

ティム・バートン監督✖︎ジョニー・デップコンビの純愛ラブストーリー。
ジョニー・デップの出世作の一つ。
エドワードがとても愛くるしくなるキャラクターでジョニー・デップの表情の作り方、表現の仕方が素晴らしい。

両手がハサミになっており、何をするにも不便。
少し触るだけで物が破れたり、人を傷つけてしまう。
その難点が他の人との触れ合いやキムに触れることが出来ないところがとても切ない。

キム役のウィノナ・ライダーもとてもキュートで少しずつエドワードの純粋で優しい所に惹かれていくのも良かった。

雪が降る理由。
小学生の時に鑑賞した時はそこまで感動しなかったが、大人になって観てみると意図するものがわかって自然と感動してしまいました。

エドワードの純粋さゆえの危うさでラストのシーンでは、どうしてもあげられなくなったキムの表情がとても胸をキュッとさせる。

純粋なラブストーリーで切なくも美しいとても素晴らしい映画でした。