れいん

シザーハンズのれいんのレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
4.0
超有名なのに観たことなくて。今の時期にぴったりでした。
びっくりした。異形のものや理解できない生物に会うと人間て、排除するものだと思っていたけどこの映画の人たちはみーんな優しくて受け止められて寛容で最新鋭を認められる高度な人たちだと最初、感動しました。特にキムのママ。本当に優しくて優しくて天使かと思いました。普通の人なら怖くてあの屋敷にいこうとすら思わなかったと思うんですよ。優しく話しかけてお家に連れていっちゃうところとか優しい人なんだなと、めちゃくちゃ感動しちゃって。エドワードの変さが気にならないくらいで。エドワードとキムのママのやりとりとか家族のやりとりが微笑ましかったです。
近所の人たちもエドワードの少し変わったところを物珍しがって受け入れていて、私はそれだけで予想していたのと違ってこの映画を観てみて良かったなと思いました。警察官もすごくいい人でなぜ?ってくらい。
近所の人の家やファッションや持ち物を見ていても高度成長期なのかオシャレだし裕福だしみんな同じものを持っているし、エドワードを受け入れられるだけの心の余裕があるんだろうなとも感じました。90年代の映画を観ていて楽しいと思うカラフルな映像でした。
ウィノナライダー、めっちゃくちゃ可愛い!!びっくりした!天使かと思いました。こんなに可愛い子がこのようなことになるとはな……みたいな感じでした。彼女の映像作品はあまり観たこと無いんですけど本当に可愛い。だけど演じた役がちょっとクソ(口悪い)。最悪女です。お母さん、あんなにいい人なのに。彼女がもう少ししっかりしてくれていたらこんなことにはならなかったのでは?
人間て怖いと思ったら極端に動く生き物で冷静さを欠くとまっしぐらな怖がりなんだなと思いました。手のひら返しもすごい。でもこれも正しいと感じました。私の予想では排除の動きから認めるというストーリーの流れかと思っていたら逆だったので少し悲しかったです。悲しい物語でした。
あんなことがあったのに、今もまだそこに住んだままでいるか?というおかしな点もありました。気になりました。
近所のセクシーなマダムのセクシーシーンがありドキドキしました。暇でお金があり満たされない人はそういう行動をとるという典型的ですごく良かったです。一番手のひら返しがすごかったです。
ジョニーデップ、ほぼ台詞もなく表情と動きで演じていてなんか滑稽でした。かっこいいでも気持ち悪いでもなく、なんとなくただそこにいるという感じ。不思議な映画でした。なにが言いたかったのかあまり汲み取れなかったです。
エドワードの声優さんが塩沢兼人さんでびっくりしました。とても好きな方だったんです。
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