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シザーハンズのazuのレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
3.5
主人公のエドワードは、手がハサミ。
顔や身体は人間と一緒なんだけれど、手だけ、違う。
鑑賞前、私はてっきり彼は自分の手のせいでみんなから嫌われていて、恐れられていて、そんな中で自立していく、そんなお話だと思い込んでいた。
けれど、ストーリーは私が想像していたのとは全然違っていて。
なんて愛しい物語なんだろう、そう思わされる。
彼にとって初めて見る世界はいつも新鮮でわくわくした。
最初は不気味に思われていた彼の特別な手も、徐々に受け入れられていく。
もちろん途中でたくさん失敗したりもするけれど、彼の不器用な優しさは、いつもこちらの心をあったかくする。
私の目には、彼の不器用なところがとても人間らしくて、愛おしく感じられた。
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