マッサージ屋2号店

絶唱のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

絶唱(1975年製作の映画)
4.0
昭和17年。
山陰地方の大地主の息子である園田順吉(三浦友和)は父親・惣兵衛(辰巳柳太郎)が勧めた見合い相手を断り、山番の娘である小雪(山口百恵)に恋してしまう。
駆け落ちした2人は鳥取県でひっそりと暮らすが、太平洋戦争が激化し順吉のもとに赤紙が届く・・・。

三浦友和&山口百恵で製作された映画のひとつ。
幼少期に家族が見てたのをチラっと見た記憶があるんですよね。
ラストがトラウマ級に恐ろしかった(笑)

おっさんになって改めて見ると、その恐怖のラストは感動ものです。
あまりにも深い愛にウルウルきてしまった(涙)

身分の違う恋愛は昔も現在も物語としては分かりやすい。
それを乗り越えてこその大団円になるわけですが、コレはそうはいかないところがね。

しかし私は山口百恵世代ではないですが芋っぽいところが当時の男性は虜になったのでしょう。
歌声も披露しますがこれはさすが!としか言いようがない。

ちなみに三浦友和が出征する前のシーンの坊主頭はコントにしか見えないヅラでした(笑)
実際に髪を切る事は難しかったなら、せめてあんなヅラは無しにして髪がある状態で演じてほしかった。
そこだけが難点。