Mypointofview

絶唱のMypointofviewのレビュー・感想・評価

絶唱(1975年製作の映画)
3.0
ど定番の演出が散りばめられていた。昭和の流行りを絵に描いたような演出。安定の満足感があった。

山口百恵演じる、奉公人の小雪の最期亡くなる時に、友人たちや両親に言葉を伝えている時のお芝居は、ひたむきなアンニュイさがたまらなかった。苦労人の最期。10代でこれほどの最期を演じられたのは、彼女のこれまでの母子家庭で貧しい暮らしをし、新聞配達で生計を立てていたという実際の苦労があるからだろうと感じた。生き様が芝居に出るとは、こういう姿なのだと思った。