未成年モデルを変態オヤジのお偉いさんの枕営業に売り飛ばした広告マンと売り飛ばされたモデルが、色々あって(死んだりして)恋に落ちる映画。
この設定で恋に落ちるというのも無理あるけど、広告マンは(神の目や観客の目を持ってないただの人だから)断罪されるまで枕だと気付いてなかったようだと劇中で示唆されるのはもっと無理ある。死んだ人間が生き返ることよりも主人公の鈍感さの方がよっぽどファンタジー。
そんなこんなで本筋にはまったく心惹かれない映画なので、ハンバーガー屋のシーン、屋台船の屋根の上のシーン、ふたりが演奏して歌うシーンなど、取って付けたような名場面集のようだと思いながら鑑賞しました。30年前の川越の景色は素敵です。