月影

龍の子太郎の月影のレビュー・感想・評価

龍の子太郎(1979年製作の映画)
3.9
浦山桐郎監督作品。
彼の自伝小説「夏草の道」を読んで、彼に興味を持ち探していたら、dairymotion で観ることができた。
彼の人生には女が不可欠で、結婚していても常に外に女がいた。その原因は幼少のこと実の母を亡くし、母に思い切り甘えられなかったからだと分析していた。
この話でも龍になった母と実母が重なり、試写のあと浦山監督は泣いたそうだ。

この作品のナレーションを浦山監督の妻である黒田殉子、龍の吹き替えを「キューポラのある町」でスターになった吉永小百合が担当しているのも興味深い。

この作品は原作が素晴らしいし、アニメとしてみても上級に仕上がっていると思う。
今観ても十分感動する。
月影

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