タイムボカンシリーズの劣化版スピンオフ[ハリウッドver.]と思っておそらくさしつかえないだろう。今週のビックリドッキリメカが満載の(私的に)楽しい作品。
何せ第20回ゴールデンラズベリー賞ノミネート各部門総嘗めの上受賞。脚本には何ら心を残すべく綾も度肝を抜く仕掛けもなし。なぜこうなったか。紆余曲折を経て監督がMIBシリーズのバリー・ソネンフェルドになり主演がウィル・スミスになったから？ケヴィン・クラインやケネス・ブラナーをもってしてもこの体である。
だがしかし、私は大声でそして小声で言いたい。楽しい物は楽しい。出来不出来モウマンタイ。
一番の見所は、ケネス・ブラナー演じるラブレスが開発したタランチュラ型兵器のひどい操作性。
あの動きでは乗っている人間は一歩進めば全員落下間違いなし。固定して乗っていたとして吐き過ぎて吐くものなくなるレベル。もう喉から血が出そう。
何度観ても味わい深く、くだらない会話(ウィル・スミスのおっぱいパチパチとか)が最低で最高。
時間をわざわざ割いて観ることはあまり勧めませんが、うっかり平日の日中やることもなく目にしたら観ると良いかな。
字幕より吹替えがベター。
