kazu1961

上流社会のkazu1961のレビュー・感想・評価

上流社会(1956年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-443 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-577

🖋ジョージ・キューカー監督の『フィラデルフィア物語』(1940)のミュージカル的リメイク。二度目の結婚式を控えている令嬢トレイシー(グレース・ケリー)にまだ未練を残す元夫デクスター(ビング・クロスビー)やゴシップ記者(フランク・シナトラ)などが絡んで繰り広げられるロマンティック・コメディ・ミュージカル。

🖋 この映画のために作られたグレース・ケリーとクロスビーによるデュエット曲“
True Love”などの数々のナンバーが楽しい作品。ルイ・アームストロングによる主題歌”High Society”に始まり、ビング・クロスビーとフランク・シナトラによるデュエットなどは鳥肌ものです。

🖋何せ、ミュージックシーンの大御所、サッチモことルイ・アームストロングとビング・クロスビー、シナトラまで加わる共演はミュージカルならではの見どころ!!これだけでも貴重な映画だと思いますが、それまでの煌びやかな歌とダンスといったミュージカルとは違い、あくまで歌と演奏を聞かせることに終始したチャールズ・ウォルターズ監督の演出が光っています。

🖋そして、これが1956年にモナコ公妃となったため、最後の映画出演となったG・ケリーの美しさこそ最大の魅力ですね!!

😆Story:(参考: allcinema)
アメリカのロード・アイランド。富豪の美しい令嬢トレイシーは、若くして2度目の結婚式を控えていた。一方、高飛車な彼女に嫌気がさして別れた前夫で富豪のデクスターは、実はまだ彼女に未練を抱えながら、ジャズ演奏に訪れるルイ・アームストロングを迎える手筈を整えていた。やがて、トレイシーの結婚祝賀パーティが開催。この時トレイシーを良く知るデクスターは、彼女が結婚相手のジョージと将来うまくいかないと悟る。そんな中、ジョージはデクスターと一緒にいるトレイシーに嫉妬し、彼女を部屋に閉じこめてしまう…。

🔸Database🔸
・邦題 :『上流社会』
・原題 :『High Society』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1956
・日本公開 : 1956/10/20
・上映時間 : 117分
・受賞 : ※※※
・監督 : チャールズ・ウォルタース
・脚本 : ジョン・パトリック
・原作 : 『 フィラデルフィア物語』
・撮影 : ポール・ヴォーゲル
・音楽 : コール・ポーター
・出演 : ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、グレース・ケリー、ルイ・アームストロング

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1940年製作の名作映画「フィラデルフィア物語」を基に、コール・ポーターの歌曲を用いてリメイクしたミュージカル映画。1950年代半ば、ロードアイランド州ニューポートの大邸宅。富豪の令嬢トレイシーは、再婚相手ジョージとの結婚式を目前に控えていた。そこへ、いまだに彼女に未練がある元夫デクスターが現れる。さらに式を取材しに来た雑誌記者たちも加わり、事態は思わぬ方向へと転がっていく。トレイシーをグレース・ケリーが演じ、モナコ大公との結婚で女優を引退した彼女の最後の映画出演作となった。元夫をビング・クロスビー、雑誌記者をフランク・シナトラが演じ、ジャズの巨匠ルイ・アームストロングが本人役で登場。監督は「イースター・パレード」のチャールズ・ウォルターズ。
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