引退した凄腕CIAエージェントFrancが、穏やかな引退後の生活を送っていたところ、何者かに襲撃されるようになる。襲撃の原因を突き詰めるため、かつての仲間たちと死線をかいくぐる。
アメリカ中を飛び回り、各地でド派手な抗争を繰り広げ、とにかくアクションの連続。クリスマスシーズンなので雪の中での戦闘シーンもあれば、南の方の温かい気候の戦闘シーンもあり、シーンのバリエーションに富んでいるのが見どころ。
60代(一人は80歳くらいの設定ぽかったが)は、まだまだ元気というメッセージでもあるのかなと思った。若手一人が暗殺の任務にあたるが、4人の高齢元エージェントに翻弄されており、年寄りだろうが知識と経験が豊富であり、見くびってはいけない。そういう配置をした上司のミスではあるが。
残念なのは、その配置を含め、お粗末な設定や行動がちょこちょこ見受けられた点である。主人公側が有利という状況(不利な状況もあるが)に感じられ、スリル満点という感じではなかった。また黒幕(真相)のチープさももったいなかった。