TakayukiMonji

黄金時代のTakayukiMonjiのレビュー・感想・評価

黄金時代(1930年製作の映画)
3.6
「アンダルシアの犬」に次いで、ルイス・ブニュエルの2作目。ダリは少しだけ噛んで離脱した模様。

前作よりも長く60分の短編。
前作同様にシュルレアリスム期の芸術作品。夢の具現化を試みた内容で、全体的に隠喩というか、抽象表現も多いし、明確なプロットは存在しない。
牛のくだり、少年が撃たれるくだり、銅像を舐めたり、キリストのような男、、、生と死、はたまた性と死。
キリスト批判、ブルジョア批判を詰め込んでいて、全体的には思想性の高い作品なんだろうけど、観て考えるよりもコンセプトや制作の思想をしっかりと聞いて深めるべき芸術作品。
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