ゆい太郎

黄金時代のゆい太郎のレビュー・感想・評価

黄金時代(1930年製作の映画)
3.0
 ブニュエル監督30歳時の作品。なんだかんだ約100年前の作品でもある。自分の無知故に反キリスト教というより道徳の批判として見えた。社会通念というより、常識を覆したいのか、アナーキーな世界観のある作だった。炎上戦法的な名を売る策なのか、世の中をひっくり返したいのかどうかは知らないけど、もう後に引けない感じで疾走してくれれば、それはそれで良いと思う。ただ約100年後にこの作品を観た自分からして、当時の宗教関係(牛崇拝含む)の人々は相当怒ったろうな、と感慨深い気持ちになった。
 他の方のレビューだったか、何かしらの本だったか、他サイトだったか忘れたけれど、本作は実験的映画と書いてあったので、それを探しながら観たが、逆再生と強いぼかしは見つけたが、それ以上は解らなかった。そういう意味では挑戦的で実験的な映画とも言えると思う。
ゆい太郎

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