綺麗な添加物

黄金時代の綺麗な添加物のネタバレレビュー・内容・結末

黄金時代(1930年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

脈絡はあって、理解はしやすかったけど、それゆえにシュールレアリズムの面白味は少なかったかなぁ…風刺を含んだコメディに近かった。

男は、暴力にも性にもあるゆる面で短絡的で、
女は、今の男に飽きてきた頃、新しい男が近づいてきたら乗り換えるし、人間なんてアホなものだと言いたいのか…。

冒頭の聖職者は、骸骨になるまであの崖で礼拝をしていたことになるけど、最後のシーンを見たら、キリストのような人が女性を殺害したか強姦したか、何らかの罪を犯しているようで、結局は主人公と同じ「男」の域を出ない。
「なに普通の人を祭りあげてるんだ」と言わんばかりの信仰批判なのかな?と思った。