監督 :
入江悠
脚本 :
入江悠
出演者 :
奥野瑛太
駒木根隆介
水澤紳吾
斉藤めぐみ
北村昭博
永澤俊矢
ガンビーノ小林
美保純
監督・脚本 : 入江悠による夢も希望もかなわない塩っぱい青春映画それがSR サイタマノラッパー😰
夢を見続けるのか現実を受け入れて働くか紆余曲折しながらも、本当の自分の熱い思いの丈を見つけぶつける、夢見る冴えない少年達の青春映画それがSR サイタマノラッパー😰
SR サイタマノラッパー第3作目!
冒頭から第一作目“SR サイタマノラッパー”のダイジェストで、
MC IKKU
MC TOM
を裏切り単独一人だけ勝ち逃げする為、東京に出ていった“MIGHTY(マイティ)”
裏切りのユダ…
それが主人公…
東京に来て2年目のマイティだが恋愛系右翼ヒップホップクルー“極悪鳥”のメンバーに“何れ入れてやる”、“ステージに立たせてやる”と言った有りもしない甘い言葉に絆されてパシリのような日々を送っていた…
まぁ…
今作に余り感情移入出来なかったのよね…
自分の利益を優先し仲間を裏切り東京に…
東京ではそんな奴を引き入れるヤツ(“極悪鳥”)だから所詮その程度…
クズがクズを磁石みたいに引き合っているだけ…そこに同情もない…
案の定、MCバトルの大会で決勝まで残ったのに極悪鳥ステージに立たせてもらえず…挙げ句に決勝で相手に勝たせる詐欺行為までさせられる…そして極悪鳥メンバーはマイティのこと仲間だなんて1ミリも思ってない事が発覚…逆上したマイティは極悪鳥メンバーの一番酷い仕打ちをした奴を半殺しに…
栃木に彼女・相沢一美(斉藤めぐみ)と逃亡…
マイティは、違法行為を生業にする整備工場の等々力 辰彦(永澤俊矢)の元で盗難車を囲んで、違法行為を生業にするスクラップ工場の経営者・山下 紀夫(ガンビーノ小林)の元で売り飛ばし海外に輸出する…そんな違法行為に手を染めていた…
その辿り着いた場所でもマイティはオッパブでお客が居る中で等々力の指示で嫌嫌踊らされたり…大量の金を手に入れるため”栃木祭”と名ばかりの有料の詐欺まがいのフェスを立ち上げる事になったり…舞台責任者にされたり…大量のチケットを売らされるハメになったりと…まるでブラック企業…
音楽の夢は破れ半グレと化したマイティに同上の余地もない…
それは自らが選んだ道であり身から出た錆…
きつい事を言えばMCバトルの大会の決勝で相手に勝たせる詐欺行為に手を染めたマイティが悪い…魂まで売り飛ばしてしまったマイティが悪い…
仲間を裏切ったツケが来たのだ…
ここまでの73分が、
マイティの奈落に落ちていくダークサイドの話になっており正に“闇”…
正直、3部作の中で1番おもんねーと思っていた…
が…
これからは話が切り替わり埼玉→栃木に移動中の、MC IKKU、MC TOM、の姿が!
その姿は光に満ち溢れている!
自分たちの成功を信じていくライトサイドの話になっており正に“光”…
そう来るか入江悠監督!
この対比のためのマイティか…
有料の詐欺まがいの出演者オーディションで日光のヒップホップクルー“征夷大将軍”と意気投合した“SHO-GUNG”は”栃木祭”の大舞台に立つ!
MC IKKU & MC TOMのヒップホップユニット“SHO-GUNG”も出演者オーディションでは恥をかかされるし、定食屋では痴話喧嘩の代償として皿洗い、接客、店の手伝いを一日中させられるも何故か未来は明るい!
マイティとは真逆…
一方、マイティはオッパブで働く彼女が体を売る仕事をさせられたと“ハッピーモア”の店長・高島 紀代美(美保純)に怒鳴り込む…逆に罵られ逆上したマイティは大理石の灰皿で高島 紀代美と他の従業員を殴打…
逃げ場を失ったマイティは”栃木祭”の売上金を奪うも、等々力 辰彦と山下 紀夫らに見つかり逃走…”栃木祭”にゲスト出演をしていた極悪鳥メンバーに見つかり逃走…逃走中の車“ダッジ・ラム”がオーバーヒートで停車…
ツイてないマイティに追い打ちをかけるように”栃木祭”のステージから聞こえてくる、“SHO-GUNG”と“征夷大将軍”の歌…
光り輝くステージに駆け寄るマイティ…
高い場所で歌う、“SHO-GUNG”と“征夷大将軍”…
眩しいほど光り輝いている…
極悪鳥メンバーに見つかりステージ下でボコられるマイティ…
警察も詰めかける…
ステージ下で手錠をかけられるマイティ…
“SHO-GUNG”がステージ上からマイティに向けエールをラップで送る…
時は過ぎ留置所…
面会に来ている
MC IKKU & MC TOM…
MC IKKUがマイティに今までの事を謝れと詰め寄る…
まだ友達と思っている=MC IKKU
マイティを奮い立たせるためにラップで攻めたてるMC IKKU…
マイティも負けじとラップで応戦…
職員に連れ出されるMC IKKU & MC TOM…
職員に連れ出されるマイティ…
マイティが最後にはなった言葉は…
じゃあな
“SHO-GUNG”
それは小学生の頃の友達に言った
じゃあね
また明日
“じゃあね”と類似する言葉だった…
やっぱりSRサイタマノラッパーは“SHO-GUNG”でなくっちゃと思わせる作品だった☺️
ラストに見せる”栃木祭”、留置所のノーカット長回しは臨場感が凄い☺️
圧巻👏
冒頭〜73分まで我慢して見る価値はあったと思う🤔
ただ私が、努力も怠り(対象になる“SHO-GUNG”より劣っている)ショートカットをして地位と名声を獲得しようとしたマイティ…
付いてねぇ…運もねぇ…と嘆き人のせいにばかりしてきたマイティ…
そんなマイティに共感できなかっただけ…
共感できる方は冒頭からラストまで面白かったかだろうけどね…
ただ私が言えることは、自分の弱さ、無力さ、愚かさ、を受け入れられた時
人は信念を獲得できる!
さすれば道は開かれる!
長いものに巻かれるな!
底辺と反骨精神こそがLAP精神!
横着するな!
怠けるな!
手を抜くな!
急がば回れそこに近道はない!
ガンバレ、マイティ👏
フレフレ、マイティ👏
ガンバレ、SHO-GUNG👏
フレフレ、SHO-GUNG👏
夢に敗れ挫折し人生の目標を失った事のある人ほど心に刺さる作品👏
隠れた名作です👏
①鑑賞年齢30代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確