元のお話がある作品。
単なるご近所トラブルじゃないんですね。発端は。
競売にかけられてしまった土地を正当に買っただけだが、その競売すら茶番だったのですかね?
ただ1人の名乗りをあげたガットシャル。
ガットシャルは正当な手続きをしたけど、買ってはいけない暗黙の了解があったと思われる土地…。
だから厄介なの、ね。と、納得。
さておき…。
タイトルのロリ・マドンナには大きな意味はない。意味はないけれども、それが作品を覆うモノだなぁと思うのです。
坂を転がり落ちる石ころのように、走り出したら止まれなくなってしまった。その結果。
不毛です。
それをわかっているシスターE。
だからの行動を最後に見せます。
それはルーニーと真逆。
あの頃は良かった…。
失ったモノから目を背けた結果なのかも知れない。失ったモノを乗り越えていけなかった人たち。
愚かにも、父権をかざし、家族を従わせる父親たちの愚鈍とも言える頭の固さ。
保安官に頼らない、凄いオレって?感じで…。
制作の時代背景を鑑みると、よくわかります。
不毛なやるせなさ。
無意味。
オープニングとエンディングで映される丘の自然の風景。
風景はそのまま。愚かな行為はただ、過ぎていく。
バッドエンドと言うべきか。