ぴよまろ

少林サッカーのぴよまろのレビュー・感想・評価

少林サッカー(2001年製作の映画)
3.5
脚の怪我により引退したサッカー選手が、少林寺拳法の達人たちによるチームを結成して全国制覇を目指すまでのスポーツアクションコメディ。

少林寺拳法がサッカーをしたら、というワンアイデアで作り上げられた映画。とはいえ、きちんと筋があって、登場人物の個性があって、苦難を乗り越え栄光を掴むという、エンタメとして楽しませてくれる、最高の娯楽作品でした。100%馬鹿馬鹿しいからこそ、どんなにトンデモアクションをしても楽しいし、観ている側としても「少林寺ってすごい笑」という謎の説得力がある作品。(エピローグの描写もあいまって)極め付けは「ワイヤーアクションかよ!」という自虐ネタ。映画の自虐ギャグはスベることが多いですが、本作ぐらい突き詰めると本当に面白い。

饅頭屋のヒロイン、ムイとのロマンスストーリーも、不要と思わせておいて、少林寺アクションとして、きっちり活躍させるところが、本作の魅力の一つだと思いました。

悪ふざけな作品ですが、それを極めてくれた作品として、カルト的人気があるのも納得のトンデモサッカーコメディでした。




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