だい

怪獣ゴルゴのだいのレビュー・感想・評価

怪獣ゴルゴ(1959年製作の映画)
3.1
後ろに立ったらヤバいほうじゃないほうのゴルゴ。

ヤバいほうはゴルゴダの丘からネーミングされたけど、
こっちはゴルゴンからだから根本的に違う。
ただしゴルゴン感は全くない。



もういろんなとこが完全にゴジラ。
街並を精巧に再現したセットをバッキバキに壊していく怪獣。
都市の象徴たるビッグベンが無残に壊れ、
街の中を逃げ惑う人々。

ゴジラのパクリじゃん!!!!
と怒ってはいけない。

なんせそもそもゴジラ自身が、
ユージン・ルーリー監督の過去作「原子怪獣現わる」の影響を強く受けてるから、
ゴルゴはゴジラに対するルーリー監督のアンサーなのだ!たぶん。


瓦礫に潰されて死ぬ人々、
その破壊の迫力はゴジラよりも圧倒的で、
(死を明確に表現する文化性の違い)

リンの体液を辿ってやって来た説のリアリティや、
人間如きの力ではどうにもならないし、そもそも存在自体無のようなものだ。
というメッセージ性。

ぼくはゴジラよりずっと面白かったです。


でも皮膚が乾燥しないように水をかけ続けろ!
っていう設定なのに、
たぶんサーカスではやってない。
見なかったことにしよう。



ちなみに。
あの少年これからどうやって生活して行くん?
だい

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