後ろに立ったらヤバいほうじゃないほうのゴルゴ。
ヤバいほうはゴルゴダの丘からネーミングされたけど、
こっちはゴルゴンからだから根本的に違う。
ただしゴルゴン感は全くない。
もういろんなとこが完全にゴジラ。
街並を精巧に再現したセットをバッキバキに壊していく怪獣。
都市の象徴たるビッグベンが無残に壊れ、
街の中を逃げ惑う人々。
ゴジラのパクリじゃん!!!!
と怒ってはいけない。
なんせそもそもゴジラ自身が、
ユージン・ルーリー監督の過去作「原子怪獣現わる」の影響を強く受けてるから、
ゴルゴはゴジラに対するルーリー監督のアンサーなのだ!たぶん。
瓦礫に潰されて死ぬ人々、
その破壊の迫力はゴジラよりも圧倒的で、
(死を明確に表現する文化性の違い)
リンの体液を辿ってやって来た説のリアリティや、
人間如きの力ではどうにもならないし、そもそも存在自体無のようなものだ。
というメッセージ性。
ぼくはゴジラよりずっと面白かったです。
でも皮膚が乾燥しないように水をかけ続けろ!
っていう設定なのに、
たぶんサーカスではやってない。
見なかったことにしよう。
ちなみに。
あの少年これからどうやって生活して行くん?