フルメタル・ジャケットのまるのレビュー・感想・評価

導入部の散髪シーンといい、みんなで歌いながら行進するシーンといい、ただ深刻で辛い描写だけでなく明るかったりちょっと笑えるシーンも盛り込まれることで後半の戦争の空虚さが引き立つ。
明るさと暗さのバランスがキューブリックっぽい。

バカバカしいだろ戦争って、虚しくて何もないだろ、と言われているようだ。
厳しい訓練で壊れていく人間性、その中でも人間性を保っていたのにあっけなく死んでいくさっきまで冗談言ってた仲間達。
本当に何のために。古い映画ではあるが見る価値が十分にある名作だ。さすが有名なだけある。