こばまさ

フルメタル・ジャケットのこばまさのレビュー・感想・評価

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)
3.7
シネマdeショー!のお時間です。
第19回目は、ちぃちゃん選定作品
『フルメタル・ジャケット』

恥ずかしながら、キューブリック監督作品は『シャイニング』と『アイズ〜』の2作しか観た事がないワタシ。
この作品も前からずっと気になっていたのに、何年も放置してたな…
それでは、久しぶりの戦争映画だし、気合を入れていってみよう🪖


-ベトナム戦時下のアメリカ、海兵隊に志願した青年たちは訓練キャンプで厳しい教練を受けることになる。
鬼教官ハートマン軍曹(R・リー・アーメイ)の指導のもとで行われる訓練は、徹底的な罵倒、体罰が加えられ続けるという、心身ともに過酷を極めるものだった-


“ファミコンウォーズのCMだ‼︎”


という、全く内容に関係ない幕開けでスミマセン!
子供の頃、嫌というほどテレビで見た(聞いた)あのCM。
そう、この映画のパロディがファミコンウォーズの歌だったんだ!
謎が解けて、めちゃくちゃスッキリ笑


さて、本題へ。
あらすじに書いた様に、冒頭は海兵隊に志願した青年たちがバリカンで頭を丸刈りにしていくシーンで始まる。
当たり前だけど、この映画に対する覚悟がひしひしと伝わる。

そこからは、入隊した青年たちをシゴキにシゴキ上げる鬼教官のハートマン!
その罵詈讒謗は、ほぼ99%が放送禁止用語だし、よくもまあそんなセリフを思い付いたなと感心してしまう程。
このハートマンを演じたR・リー・アーメイは、元海兵隊という経歴からこの作品のアドバイザーとして製作に参加していたのに、その暴言の素晴らしさに惚れ込んだキューブリックがこの役に抜擢したらしい。


前半は、この地獄の訓練をひたすらに映し、彼らを人間から殺人マシーンに育て上げる。
そして、訓練最終日にある事件が起こってしまう…


後半は一転して、戦場のシーンがメイン。
正直言って中盤辺りは少し退屈だった。
ただ、ラスト30分の展開がすごい!
そのスリリングな映し方も、極限状態に追い込まれ、精神が崩壊していく様も。
そして、あのスナイパーがまさかの…


ローリング・ストーンズの『黒くぬれ!』がかかり、エンドロール。
完璧すぎるタイミングと曲のマッチングと共に、ただ呆然と余韻に浸る。



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ちぃちゃん、お疲れ様ー!
前半と後半の緩急が…凄かったね💦
とりあえず、ファミコンウォーズの歌が耳から離れない😂笑
次回のシネマも、よろしくdeショー🎞
こばまさ

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