主演と監督を兼ねるのはいつものウディ・アレンだが、まさかSFというジャンルにまで手を出していたのは知らなかった。
200年前に冷凍睡眠したマイルズは未来の世界で目覚める。
そこは現世とあまりに違い、追われたマイルズは召使いロボットに扮する。
そこで家主であるルナと出会うことに。
アレンならではの風刺をコメディという形で表現しており、軽妙なトークもさることながらアレン自身が若いので、動きで笑わせてくれる。
ベタなものから、体力を使ってのサイレントなやり取りなど、チャップリンやキートンの時代を意識しているかのよう。
前半の方が笑えるが、後半は少しアイデア不足という印象を受ける。
それでもアレンのコメディアンとしての力量を確認できる一品。