Ren

見知らぬ乗客のRenのレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
3.8
パトリシアハイスミス原作とあって全編に同性愛の匂いが漂う。この当時のヘイズコードで直接的な描写はないが、交換殺人を扱っているけど、物語のメインは愛憎と執着なんじゃないかな?執拗に迫る執着感は紛れもない...
母親と息子のエディプスコンプレックスも匂わせる場面もあった。この時代にこういった題材に目をつけるヒッチコック。
原作を読んでみたくなる。女優陣より男優陣が綺麗に撮れているのも狙っただろうな。
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