ガス

見知らぬ乗客のガスのレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
3.5
ヒッチコック監督作品は若い頃にハマってよくレンタルしてました。まだビデオテープの頃😅
そしてそんな中、観てたら途中ビデオテープの劣化で途中までしか観れなかった作品がありました。その作品が何だったか忘れてしまったのですが。。。
そんなことを急に思い出したので、これだったかなと思い、「見知らぬ乗客」を観賞!

で、この作品なかなか面白かったです。
列車で偶然会った男が、交換殺人を持ちかけるのですが、約束もしてないのに殺人をして、交換殺人の遂行をしろとストーカー行為をして来る。シンプルなのですが、かなり圧力を感じ何処にいても姿を見せるところは恐ろしい。やっぱり一番恐いのは人間。

エンディングでメリーゴーランドで犯人を追い詰めるシーン、かなり迫力ありました。超高速で回るメリーゴーランド、CGもない時代ですから、あんなに早く回したら本当に大事故になるんじゃないかというほどで、エキストラ死んでんじゃねと思うほどの演出でした。CGの大迫力のシーンより逆にかなりドキドキしました。

オチとして、交換殺人を迫る男が、なぜそこまで病んでいるのかのバックボーンの描写が足りなく感じ、そこが少し残念でした。
同じくヒッチコック監督の「サイコ」のような最後の最後で強烈な恐怖感を味わいたかった〜

で、結局、若い頃途中まで観たヒッチコック作品ではなかったので、また他の作品を観ようと思いました!
ガス

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