Chie

見知らぬ乗客のChieのレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
4.2
◉列車内に乗り合わせた男から持ちかけられる交換殺人

■あらすじ
有名テニスプレーヤーの主人公は、列車で乗り合わせた乗客から厚かましくも長々と話しかけられるが、話の展開があれよあれよと離婚に応じない妻を殺すから父親を殺してくれという話になってしまい…という話。

〇感想
初の白黒映画!!
白黒写真をかっこいいと思うような感覚で、明暗しかわからないけどそこまで違和感なく見られた。

さすがに「顔色が悪いわね」というセリフには「いや、わからん!」となりましたが笑

以前見た、ウディ・アレンの「マッチポイント」という映画。テニスプレーヤーの主人公、殺人、ライター…この映画のオマージュなのかな?!!

ハットを被った男が遊園地で…というシチュエーション…目立ちすぎるだろと思いましたが、絶妙な不気味さがあった。

メリーゴーランドのシーンが強烈で、おじいさんとの対比でなんか笑ってしまう。

ヒッチコック監督は、シリアスな中にも笑いを混ぜてくる。その塩梅がとても良い。

今作も手に汗握りながら見られました。
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