浜一

見知らぬ乗客の浜一のレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
4.0
★ヒッチコックによる古典サイコスリラー。
★冒頭の足だけを映して見知らぬ2人が出会うまでの見せ方が映画的で秀逸。現代の映画を観ていて、なかなかああいうシーンは無いのではないか。
★パーティーでのブルーノと老婦人の会話はヒッチコックが度々使うやり方。食事の場面で殺人の話をしたり・・・。こちらではパーティーの席上でのジョークと思っていたら・・・恐ろしい展開に。
★ラストの盛り上がりは非常にサスペンスフルだが、冷静に考えたら大事故。巻き込まれた女性や子供。警官に撃たれた遊園地の職員。あそこで銃を発砲した警官の責任は大きい。ま、ヒッチコックの映画でそういう事を突っ込むのは野暮なのだけど。
浜一

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