シネフィルmonk

恋ひとすじにのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

恋ひとすじに(1958年製作の映画)
3.0
アラン・ドロンと恋仲にあったロミー・シュナイダー二人の共演によるこの映画を再見するのは20年ぶりぐらい。
この映画製作までは先にロミーのほうが国際スターで売れており、この出演を機にドロンが有名になり、婚約まで至った作品。映画界入りを勧めたジャン=クロード・ブリアリも共演者に名を連ねた。
この映画のもとになったシュニッツラーの戯曲『恋愛三昧(Lieberei)』の映画化で、1933年にもドイツで映画化され、その時はロミー・シュナイダーの母マグダ・シュナイダーがヒロインを演じたというので、二代続けての主演となる
ストーリーは貴族婦人と不倫関係を精算したいと考えていたドロン演じる青年将校が、オペラ志望の歌手の卵ロミーと知り合い、恋愛に進むが、婦人との痴情のもつれが意外な方向へと発展していく悲恋のストーリー。本当に恋仲にあった二人だけに、スクリーンで観ていてもそんな雰囲気が感じ取れる、二人のまだ初々しい頃の作品です。でも、ロミーが43歳の若さであんなに早く逝ってしまうとは…
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