てつじ

人生劇場 飛車角と吉良常のてつじのレビュー・感想・評価

人生劇場 飛車角と吉良常(1968年製作の映画)
4.0
飛車角の殴り込みのクライマックス。突然粒子の粗いモノクロフィルムに変わり、動きまくる手持ちカメラが鶴田浩二の死闘の荒々しさと、呼吸の昂りの激しさを徹底したリアリズムで活写する。画で見せる鮮やかさ。内田吐夢監督唯一の仁俠映画、様式美とケレン味にリアリズムを加えた快作だった。
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