三四郎

仲間たちの三四郎のレビュー・感想・評価

仲間たち(1964年製作の映画)
3.5
舟木一夫かっこええ!!
「一旦惚れあった以上、少しくらいのことでガタついてもらっちゃ困るな。何か事件があったら、その度に相手に惚れ直すくらいの気持ちでなくちゃ。そうだろ?せっちゃん」
「かずおさん、恋愛の経験者みたい」
「ハハッ経験は経験でもね…」
「せっちゃん、今日はみっちゃんのかわりに俺が送ってこうか。そのかわり、街の中行ったら、三歩前を歩きな。俺はせっちゃんの恋人じゃないんだからね」

星がどっかへ飛んだって
夢が儚く消えたって
泣きべそかくのはおかしいな
若いんだ若いんだ
夢がなくなりゃ探すだけ
何も言わない風だって
明日があるから吹くんだぜ

せっちゃんへの片想いで失恋した舟木一夫。
「ハハッ経験は経験でもね…」せっちゃん、察してあげてくれ!時に鈍感な女性は残酷だ。


貧しくとも明るく生きていく…そんな時代だったのかなぁ。
今は若者が将来に深刻になりすぎているのか。
鈴木という苗字の韓国人が登場するが、当時の映画で登場する韓国人は心優しい良い人ばかり。

夢を語るみっちゃん。彼の話を聞くのではなく、彼の顔をじっと見つめるせっちゃん。「あなたって強いのね」

前向きになれる映画だった。
三四郎

三四郎