かくわ

フツーの仕事がしたいのかくわのレビュー・感想・評価

フツーの仕事がしたい(2008年製作の映画)
3.7
漆黒のブラック企業vs労働者・労働ユニオン

15年近く前の話とはいえ実名で、ある運送会社とその従業員の労働環境を巡る実情が映し出されています。
“会社関係者“と名乗るどう見てもカタギには見えない方々で出てきたり、死の淵を彷徨った従業員(本作の主人公)と支える労働ユニオンの方々…

今でこそブラック企業、ブルックバイトなどと言われてますが、当時は言葉すらあったかどうか微妙なときかなと。
印象的なのは組合に入るまで自身の労働環境が「普通だと思っていた」というセリフ。確かに他と比べる機会なんてないしなと。

主人公の皆倉さんは19年に勤務中倒れ心筋梗塞で亡くなったそうです。
ご冥福をお祈りします

2020-057-042
かくわ

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