キミシマユウキ

マックス・ペインのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

マックス・ペイン(2008年製作の映画)
2.6
過去に最愛の妻子を失った刑事のマックスは個人で事件の捜査を進めていたところ、謎のドラッグ「ヴァルキリー」が絡んでいることがわかり…

『テッド』『ローンサバイバー』などの
マークウォルバーグ
主演のアクション映画。
同名のR18ゲームが原作。
監督は『エネミーライン』のジョンムーア。
キャストに惹かれて鑑賞。

やりたいことがイマイチ伝わらない残念さ。

原作のゲームは未プレイのためなんともいえないが、おそらく痛快バイオレンスアクションゲームであるはずだ。
しかし今作では開始数十分経ってもこれといった目立つアクションシーンが現れず、永遠と地味にドラッグの跡を追う嫌われ者刑事物語を続ける。
果たしてゲーム原作のアクション映画にそんなストーリー性を求める視聴者がいるのだろうか?笑
やっと後半盛り上がってきたと思ったら肝心のアクションの魅せ方にも問題があり、無駄にダサいスローモーションの多用や主人公だけ弾が当たらない”無双モード”的な展開にがっかり。
かなり期待ハズレになってしまった。

主演のマークウォルバーグは悪くない。
私生活同様に荒くれ者の役が良く似合う彼だが今作は制作側に問題があっただけで彼自身の役は中々ハマっていた。終盤の覚醒モードになってからのラリってる目は見ものだ。
ヒロインは(一応)ミラクニス。
とっても影の薄いヒロインをやってます。そういえば『テッド』でもウォルバーグの相手役だったな(笑)
そんな彼女よりも登場シーン数分なのに強烈な印象を与えたのは『007/慰めの報酬』の
オルガキュリレンコ。
いやぁ美しい。『ヒットマン』といいゲーム原案映画にご縁があるようで…数分の登場で男性たちを魅了してくれることは間違いなしだ!
他には『ワイルドスピード』シリーズのクリスリュダクリスや『プリズンブレイク』のトレスで見知ったアマウリーノラスコなどがちょいちょい登場。

せっかくのゲーム原案なのに活かしきれなかった気がする悲しい作品。
エンドクレジット後にも続編を匂わすシーンを挿入するが興行収入が振るわなかったために続編は見送られたらしい(笑)

ま、まぁ気軽に見るならもってこいです(テキトー)

アクション映画好き、マークォルバーグ好き、そしてゲーム原作映画が大好きな方には一応オススメの作品。