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SF西遊記 スタージンガーのmitakosamaのレビュー・感想・評価

SF西遊記 スタージンガー(1979年製作の映画)
3.0
スタージンガーの映画は東映まんがまつりで2度映画化されているのだが、フィルマークスでは1作品しかフォローされていないようなので、こちらに2作品分レビューを書きます。

79年3月公開版
完全新作。
大王星へ向かう中、モンスターが襲撃。オーロラ姫の意向で不殺で戦うが、ある星の軍隊がモンスター退治に割って入る。家族を殺された恨みで戦う兵隊たち。リーダーは神谷明の声で「殺せ」を連呼。
モンスターもギャラクシーエナジーの影響で凶暴化しているだけなので、子供を守るために戦っていたと判り、戦うことを辞める。
クーゴがだいぶ大人な対応をしているね。ハッカは相変わらずの食いしん坊バカだが。

79年7月公開版
第8話「悪魔のバリバリゾーン」のブローアップ。
大王星への旅の途中で、バリバリモンスターの襲撃。
中性子ゾーンにコスモス号が誘い込まれ、そのガスを見たハッカ・クーゴ・オーロラ姫は幻覚でお互いを憎しみ合う。
唯一状況を判断したジョーゴが危機回避に奮闘。

見ただけで狂気に陥るガスってのがまた凄い。初期の話なので全体的に皆コメディチックだね。オーロラ姫に皆メロメロ。


スタージンガー自体が、全体的に児童向けな倫理観・道徳観を持っている作品だと判る。殺さず、話し合えばわかるというガンジーのような教えに満ちてる。
熱血・冷静・食いしん坊デブのコメディリリーフという3人組はゲッターロボより続く王道トリオ。
ジャンクーゴの声が石丸博也で、ジャッキーチェンのようにアチョーとかけ声をあげ戦うぞ。
松本零士が原作と銘打っているが、おそらくキャラデザの監修くらいしかしてないだろうね。
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