50年代のスタアによる50年代的展開のミュージカル映画、ということであまりにも50Sだが、要するに、女傑の秘密は女心でそれを徐々に取り戻して結婚するという話。怒る人もいるかも知れないが、そんなことよりもカラミティ・ジェーンはメタクソ臭かったという。一生に一度も風呂に入らなかったのだ。それが描かれていないのが残念・・・って、そこかい!と我ながら思うが、思うんだからしょうがない。ところでジェーンには虚言癖があり、劇中でもほんのちょっと言及されるが、ビル・ヒコックとの結婚、あるいは恋仲まで嘘なんだとしたら、ちょっとセンチメンタルな気持ちになる。実際のジェーンは本当に結婚したんだよーと繰り返しながら死んだ。