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男装のhoshikazukanjoのレビュー・感想・評価

男装(1935年製作の映画)
4.0
キャサリン・ヘプバーンの男装姿があまりに良すぎて良すぎて良すぎて涙出てくるかと思ったし、これ以上見続けたら心臓が止まってしまうところで女の姿に戻ってなんとか命拾いした。

この作品はひたすら移動し続けるし、脚本もあっちへ行ったりこっちへ行ったりで5分に1回はツッコミどころがあるレベルなんだけど、これってキャサリン・ヘプバーンの男装を映すことがまず主軸であり、それ以外の要素はおまけにすぎないのでは…?と思い始めてきたよ。
冒頭のお母さんが亡くなったくだりとか本当にあっさりしすぎて笑ったし、とにかく早くキャサリン・ヘプバーンの男装を映したいんだね。
で、待望の男装お披露目シーン…これが本ッ当に良いんだァ………
ときは夜、濃霧立ち込める船の上。
頼りなさげな中年男性の隣に立つ、スマートな後ろ姿。振り返っても霧のせいではっきり見えない。いよいよその姿がはっきり見えたときに、我々はキャサリン・ヘプバーンの美にひれ伏すしかない………。
という一連の流れ、冒頭の男装するにいたったくだりはあっという間に済ませたのに ここにきて矯めに矯めまくる。
『タイタニック』のディカプリオ並みに素敵なんですが?
𝑴𝒚 𝒉𝒆𝒂𝒓𝒕 𝒘𝒊𝒍𝒍 𝒈𝒐 𝒐𝒏………

ケーリー・グラントに腹立ちながらもなんだか憎めない、ハンサムピエロめ……
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