こーた

真実の行方のこーたのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
3.8
最後まで真犯人が分からない法廷サスペンス。デビュー作でいきなりアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされたエドワード・ノートンの名演が光る。本作の演技はマザーレス・ブルックリンのチック症刑事とも重なるところがあり、精神的障害を持つ特徴的な役を演じるのがとにかく上手い。
リチャード・ギアもさすが。正義に燃える敏腕弁護士として真相に迫りつつ、絶妙にいらなくね?となる検事とのロマンスで聴衆をミスリードへと誘った。
ただ、二重人格オチが出たときにこのまま終わるわけないよな?と2段オチを確信する展開ではあったので、個人的にはどんでん返しもう一声!と思ったりした。
こーた

こーた