げんしん

真実の行方のげんしんのネタバレレビュー・内容・結末

真実の行方(1996年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

最初から仕組まれてたアーロンかー。二重人格っていう設定はありがちだし、時間を失うっていうところからも想像は用意だけど、二重人格だと思えば思うほど最後にひっくり返る。ロイはわざと試したんだろうね。信じてきたアーロンが虚像だったことがわかった時の切ない顔が辛い、、

エドワード・ノートンの演技だけでここまでみせるのはすごい。ファイトクラブでもそうだけど演技上手い彼。

推理、捜査、議論っていうミステリー要素もしっかりあって法廷シーンも面白く堪能できた。しかし、1回別人格が法廷で出ただけで即中止・無実になるんかな?そこは疑問だった。アーロンという人格が演技だとわかった今、ベイルはこれまでの裁判を否定するんだろうか。

ベイルが言う「人は有罪になるまでは無実」っていう性善説にも、グッときた。だからこそ最後でそれが否定されてこっちも嫌な気持ちになるんだが。
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