りん

劇場版 空の境界/第七章 殺人考察(後)のりんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

小説既読状態でテアトル新宿にて鑑賞。(評価基準については第一章のレビュー参照ください)

記憶が確かなら当時この『空の境界』は全7章で完結という情報だったんですよ。
だから小説既読組の私はラストシーン(のちの『最終章』)がいかに描かれるのか、が最大の楽しみでした。
そのためラストシーンが桜の中の式の語りであったことは『えっ?おわり?』という消化不良しか残らなかった。(たぶん、映画館にいた人皆が同じ反応だったはず。え?って声あちこちで聞こえたし)

今見直すとこれですごく良い終り方なんですよね。全編灰色や黒や閃光や闇で表現されてた画面がラストシーンは柔らかな光と桜で穏やかに表現されて、見直した今では素晴らしい終り方だったと。

でもどうだろう、最終章のレビューと重複するけど、これは最終章の部分(原作ラストシーン) で含めるべきだったんじゃないだろうか?
そうすると尺的に難しいけども…悩ましい。

内容は相変わらずバトルシーンが素晴らしい。白澄里緒の動きって原作でもあんなにトリッキーだったけ?ヤリスギじゃね?と思ったけど(笑)
そしてやはり黒桐は変なヤツに好かれるなぁ。
式の心がこの話で安定して落ち着くのが表現されていて真綾さんさすがです。

式の隠し撮り写真は作成するにあたり全カット実際写真に撮って作成したそうで(式のコスでモデルに立ってもらってる)すごい執念(笑)
りん

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