たりほssk

離愁のたりほsskのレビュー・感想・評価

離愁(1973年製作の映画)
4.2
最初から淡々とストーリーが展開する。汽車に乗っているということもあり、とにかく二人の愛が引っ張られ引っ張られて、ラストの緊張感にたどり着く。極限の緊張の中で、崩れ落ちるとはまさにこの事。このラストのためにそれまでがあったのだと感じさせられた。
二人の愛がいかに深いかということを、このように緩急をつけて描くというそのやり方に驚いた。素晴らしいと思う。
ジャン-ルイ・トランティニャン、ロミー・シュナイダーの演技も言うまでもなく。
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