ザ・タイガース主演映画第2作目。バンド活動に打ち込む5人の高校生がふとしたことから上京し、バンド・デビューをつかむまで。
相変わらず他愛のないストーリーだが、物語の軸がシンプルなだけに、前作よりは観やすいかもしれない。
それはともかく、相変わらずのアイドル映画ではあるものの、そもそもロックがやりたくてバンドを結成したというタイガースの初心がチラ見できるところがいい。
ベンチャーズやビートルズやストーンズを精神的なルーツに持ちながら、歌謡曲のフレームの中で発展(?)していった「グループ・サウンズ」って何だったのか。そのムーブメントをわずか数年のブームで終わらせてしまった日本社会の風土って何だったのか?
てなことを思う。