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太陽の季節のlaszloのレビュー・感想・評価

太陽の季節(1956年製作の映画)
3.0
1956年 監督 脚本 古川卓巳
2022.2.1逝去 石原慎太郎追悼番組
WOWOW録画鑑賞

66年前若者の生態を当時としては思い切りセンセーショナルに描いた作品
(今観てもモラルに欠けていますが)
昔小説は読みましたが映画は初見です(内容は殆ど忘れていました)

もうリアルタイムではその存在を知らない方も多いかもしれませんがこの映画がキッカケで夫婦になった長門裕之も南田洋子も
そして脇役で映画初出演の裕次郎も既に亡くなっています
映画の映す街並みもファッションも風俗も古くさくて
懐かしさのカケラも感じない今の人たちが観たらちょっと付いて行けないかもしれません
流石に公開当時は生まれてなかった私も強い懐かしさは感じませんでしたが逆に格好良さを感じてしまいました

原作はケンケンガクガクの議論の末に芥川賞を取りましたがモラルに背を向けた作品を描いた慎太郎と世に出したスタッフそして映画化したスタッフ
日本映画はニューシネマで“卒業”(1967)を公開したハリウッドより10年以上進んでいたようです
この映画がキッカケで太陽族という言葉が流行りました
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