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男はつらいよ 寅次郎わが道をゆくのOSHOのレビュー・感想・評価

3.3
1978年制作の『男はつらいよ』、21作目。
1978年といえば、ピンクレディーの人気が絶頂のころ。
ピンクレディーの話しも入ってきます。

今作はSKD(松竹歌劇団)の回。
SKDのレビューも割としっかり魅せてくれたけど、『男はつらいよ』の世界観とは合わないかな…

マドンナは、SKDのスターの役の木の実ナナさん。
そして、ゲストは田舎のモテない青年役の武田鉄矢さん。

木の実ナナさんも武田鉄矢さんもアクの強い名優。
そのアクの強い2人と対峙する渥美清さんは…
完全に押されっぱなしだった。

役とか、台本とかの問題でなく、
俳優として、押されていた。
渥美清さん、このときも体調がだいぶ悪かったのかも…
それとも、渥美清さんが、2人を目立たせるためにあえて後ろに回ったのか…

あとSKDのパートと武田鉄矢さんのパートのバランスも悪かったように感じた。
SKDの美と武田鉄矢さんの醜を対比させたかったのかもだけど…
昭和なら問題なくても、現代だったらNGくらいの設定。

以上、個人的には、あまり満足度の高くない寅さんでした。
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