ダオ

男はつらいよ 寅次郎わが道をゆくのダオのレビュー・感想・評価

3.8
1978年につくられた山田洋次監督・原作作品。シリーズ21作目。熊本は田の原温泉で地元の青年に人の道を説く寅さんったらまたしても宿賃がなくて……。

『幸福の黄色いハンカチ』からですかね武田鉄矢がゲスト出演してました。ちょこまかと個性的な存在感を発揮していました。が、なぁ、寅さんがホスト役にまわるほどでもなく、ゆえに寅さんのサイコパスモードに逆もどり。

不景気の煽りを食って恒例の慰安旅行がなくなっちゃった博の「俺も旅がしたいなぁ」を受ける形で「宿賃ないから持ってきてくれぇ」だもんなぁ寅さんよぉ。熊本までお金を届けるってさくらも甘すぎるのよ。

松竹つながりで松竹歌劇団をどーんとフィーチャーしたのは素晴らしい。倍賞千恵子さんもSKD出身なんですってね。

オープニングの寸劇は『未知との遭遇』のパロディなんでしょうね。ピンク・レディーの『UFO』もこの映画の影響なんかな?
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