備忘録
1993.12に鑑賞。
シルヴェスター・スタローン主演、レニー・ハーリン監督の山岳アクション作品。
スタローン演じる主人公は山岳救助隊員。犯罪組織が政府の現金輸送機を狙うが、大量の紙幣が入ったスーツケースをロッキー山脈に落としてしまったことから、主人公が事件に巻き込まれてしまうお話。
当時スタローンは、イメチェンを狙って出演したコメディが不評で人気に陰りが見えていたが、今作でアクションに復帰、大ヒットして無事盛り返した。
ただ、宣伝は「ダイ・ハード2」をヒットさせたレニー・ハーリン監督推しで、スタローンはあまり全面に出ていなかったように思う（そのレニー・ハーリン監督も、「ダイ・ハード2」と今作以外は興行的にパッとせず、次作の「カットスロート・アイランド（個人的には好き）」の大ゴケでカロルコを倒産させているが…ｗ）
タイトルどおり、高所でぶら下がったりのヒヤヒヤするアクションが多く、それまでのマシンガンを撃ちまくるようなアクションとは趣向が違って楽しめた。
オープニングで親友の救出に失敗するシーンがあり、これがラストシーンに繋がり、活きてくるようになっている。
寒そうな雪山でのシーンが続くが、爆発を避けて水に飛び込むシーンは思い切りセット撮影だったｗ
悪役は安定のジョン・リスゴー（「ハリーとヘンダースン一家」ぐらいしか良い役を知らないｗ）。
設定的には、ロッキー、ランボーに続いてシリーズ化できそうだったが、続編は作られず、単発で終わってしまった。
…と思っていたら、なんと2024年に続編の制作が始まるらしい。ちょっと楽しみ。
