オーウェン

ニュー・ワールドのオーウェンのレビュー・感想・評価

ニュー・ワールド(2005年製作の映画)
3.3
アメリカの建国神話として扱われている「ポカホンタス」。
それをテレンス・マリックが映像化するとどうなるのかがこの映画にある。

特筆はやはりマリックの映像美。
自然の美しさをこれでもかと捉える雄大さは健在。
むしろ新大陸を一番表しているのはそこに住む先住民以上に、自然ではないのかと思う。

コリン・ファレルや新人であるクオリアンカ・キルヒャーも、自然を前にすると影が薄いと言わざるを得ない。
映像が物語よりも主張するというのがマリックの真骨頂なのはよく分かる。
オーウェン

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