映画としてはちと凡庸かもしれないが、それでも普通に面白い。何より43年のアメリカの真空パック感。黒人のメイドが(当然奴隷解放後ではあるが)いかにも良き黒人召使のように存在している。ナチによってヨーロ…
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1940年4月、ドイツが欧州全域を侵略していく事に対して人々が深刻に思い始める以前から反ナチス運動に身を捧げていたドイツ人クルトは、遂に戦火を逃れる為に妻の実家があるアメリカに3人の子供を含めた一家…
>>続きを読む今日、観客がよい映画に出会うことはめったにありません。観客は自分自身を見ているのであって、映画を見ているのではないのです。
──ペドロ・コスタ『歩く、見る、待つ ペドロ・コスタ映画論講義』土田環編訳…
ヒロインの母親が一番自分には近かった。
平和に生きていると一緒にいる人物が実は危険なんて考えもしない。目の前でいくら脅しをかけられようが、それが後々大変なことになるなんて、想像もつかない。
知ら…
見応え充分。脚本、ハメット御大!
“ルールを教える。覚えておくんだ。決して破るな。
我々は少数だ。だからこそ不要の危険を冒してはならない。情に流されるなもいかん。虚勢を張らず慎ましく、そして威厳を保…
鍵
ドイツ人のエンジニアであるクルト
アメリカ人の妻サラと3人の子どもを連れ、サラの実家のあるアメリカへとやって来るが....
1940年4月、ドイツが欧州を席巻するとは多くの人が思ってもいなか…
『誰にでも嫌いな時間がある
私にとって、それは寝る前なのよ』
☆
反ファシズム活動に身を捧げる家族と、その周りの人々を描いたドラマ
45年前後のアメリカの映画は国威高揚を目的としたものが多い気が…
2016/3/18鑑賞(鑑賞メーターより転載)
第二次大戦真っ只中の時代の映画でもあり邦題からも欧州の最前線の雰囲気が漂っていたが、観てみると確かに戦時中ではあるがアメリカのある1家庭の中だけで起こ…