YasujiOshiba

モンスターズ/地球外生命体のYasujiOshibaのレビュー・感想・評価

-
アマプラ。23-159。2回目。かなり忘れていた。こんな映画だったんだ。メキシコの風景が抜群に美しい。けっこう怖かったと思っていたモンスターも実は怖くない。怖いのは人間だという映画。

オープニングとエンディングのアメリカ軍の兵士がワーグナーのワルキューレを口ずさむのだけど、続編ではそれを全面展開したわけか。その続編が戦争映画だとすれば、第1作のこちらはボーイ・ミーツ・ガールのロードムービー。しかもドキュメンタリータッチ。メキシコの人々の顔がよい。演技をせずにすっと画面に写っているところは、続編でも受け継がれている。

マヤの遺跡風の建物から眺めるアメリカの壁は壮観。マット画なんだろうか。あの壁を後にトランプ大統領が本当に建ててしまうのだけど、そっちは冗談みたいなもの。もちろん映画の壁も冗談みたいなもので、宇宙から来た生命体に難なく乗り越えられてしまう。

その生命体の最後の登場シーンはラブシーンなんだよな。光の求愛。それを見て感化される主人公のふたり。カメラマン役のスクート・マクネイリーと新聞社の社長令嬢役のホイットニー・エイブル。なんでも映画で共演する前から付き合っていて、その後結婚したというのだからおどろき。あのふたりの表情は、なんだ、ほんとに付き合ってたからできたものなのね(子供がふたりできたそうだけど、2019年には離婚したという。難しいものだよね)。

追記:
なんと10年前のインタビュー発見。この映画のことを語っている二人の仲睦まじい姿が見られまっせ。
https://www.youtube.com/watch?v=CAz4hcBKnOk
YasujiOshiba

YasujiOshiba