ギャレス・エドワーズ監督作。地球外生命体の生息地となったメキシコから、社長令嬢を連れ戻すことになった主人公。
そこまで面白くはないけど、監督の上手さは感じる作品。
低予算だからモンスターの登場シーンが少ない。その代わり、荒れた土地やモンスターによって破壊された飛行機、モンスターによって生き方を変えられてしまった国民を見せることで、「モンスターによって大きく変わってしまったメキシコ」という規模の大きい設定に説得力を出しているのが上手い。
モンスターの登場シーンが少ないからパニックムービーというよりは、ドキュメンタリー風のロードムービーの方がジャンルとしては近い。省略の上手さやモンスターの造形から『ゴジラ』へと繋がりが感じられる。
