事情を予め呑み込んでおかないと、「怪獣全然出ねぇ、退屈」という感想も無理ないかも、ですね…。
個人的には「危険地帯から重要なもの（人物）を無事運び出す」という出だしは好みのラインだし、男の盛大なやらかしも「その後の興味の牽引」という意味では非常に効いていたので、前半は低予算・インデペンデント系という名目抜きに、好ましく観れました。
ただ中盤以降は、色々工夫はあれど予算の限界が前面に見えてしまい、「やりたい事を思いっきりやっている！」…というより「やれる範囲内の事を、何とかやっている…！」という印象をどうしても抱いてしまいました。ドラマとしても上記のやらかしの件が結構あっさり許されたのは拍子抜けでしたし、ラスト付近、互いに電話をかけてる場面は良かったけれど、最後のキスはムード優先に見えて疑問。
しかし総合的には「お金渡して次が見てみたい」と思わせるセンスは、確かに感じられたかも。（今この言い方するのはズルいか…w）
