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大雷雨のIMAOのレビュー・感想・評価

大雷雨(1941年製作の映画)
4.0
これを同時に観ていた友人と話していて、エドワード・ロビンソンの顔がピーター・フォークに見えてきて、ディートリッヒはジーナ・ローランズに見えてきた、と。そういえば、肉体労働者で皆でワイワイやっている感じとかは『こわれゆく女』の設定と似ている。果たしてカサヴェテスはこれを参考にしたのか?
まあそれはともかく、ディートリッヒはやはり只者じゃないって感じ。足がキレイなこと!(ここはジーナ・ローランズも同じ)特に膝下からの色気はすごいし、何やってててもサマにになりすぎる。こんな女性が確かに主婦だけに収まりきらないのは当たり前って感じだが、この当時のハリウッドは、女性を決して弱く描いてはいない。ホークスだって、ジョン・フォードの描く女性たちにしても、皆力強く逞しく自分で自分の道を選んでゆく。この話もそういうところが面白いのであって、単に女性のお尻が触られたからセクハラだとか言うのは論点が違う様な気がする。まあ、もちろんそういうセクハラはダメですけど^^;
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