こぅ

青い戦慄のこぅのレビュー・感想・評価

青い戦慄(1946年製作の映画)
3.8
【真夜中の告白】のR・チャンドラー脚本、
ジョージ・マーシャル監督による、【フィルム・
ノワール】。

ジョニー(アラン・ラッド)は、軍の召集が解除され、
仲間と共に故郷に戻った。しかし、妻のヘレン
(ドリス・ダウリング)がハーウッドと不倫していた
事が判明、決裂したその晩にヘレンが殺害される…。

ブルー・ガーディニアを先駆けた⁈原題ブルー・
ダリア。

冒頭からの 見極め15分の法則 で観たら【パーフェ
クト】な語り、滑り出し。
この15分で、主要キャラの紹介、性格、事情、次展開
へのバトンタッチ、全てを網羅していて見事。

そこから、、
犯罪が起きるのも割とゆったり、起きてからも
ゆったりテンポが今一つキレが無い印象を
生むのか⁈

90分に纏めたらかなりテンポは上がった筈。

展開には違和感、強引さも感じられた。

妻殺しの容疑者は、、2人、いや、、
ホテルの警備員が不倫男エディを◯するシークエンス
は不自然で、◯◯◯◯ドにかなり貢献している。
その見張りが出て行く〜妻が入って来るシークエンス
など、他にも何気無い【タイミング】を計算した
撮影(演出)が、印象的だった。


ヴェロニカ演じるハーウッド夫人の役柄と犯人の動機
が弱い事で、観終わるとノワールとして薄っぺらい
印象は否めない。


*アラン&ヴェロニカのお馴染みツーショットは、
良くも悪くも安定感がある。
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